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会社の印鑑は「実印・銀行印・角印」の3本が土台で、そこに日常業務用のゴム印・日付印・認印・訂正印が加わる7種類構成が基本形になる。押す書類の重さに応じて印章を分けるのが原則で、重要度の低い書類に実印を使い回すのが最も避けたい運用だ。本記事は2026年8月時点の情報にもとづく。
法人を設立したとき、総務として最初に発注したのが印鑑一式だった。ところが「何を何本作ればいいのか」がどこにも整理されておらず、はんこ屋のサイトを何往復もするはめになった。さらに厄介だったのが、その1年後に支店が1つ増えたときだ。住所印を作り直そうとして、既存のゴム印が一枚板だったせいで全部作り直しになった。分割式にしておけば住所の行だけ差し替えで済んだ話である。
この記事では「おすすめN選」の並べ方ではなく、どの場面でどの印章を使うかの使い分けを主役に置く。まず全体像の早見表を示し、そのあとで「法人を作った」「支店・部署が増えた」といった場面ごとに、必要な印章と実際の製品を対応させていく。
会社の印鑑・スタンプ7種類の早見表
まず全体像から。サイズ・書体・素材・登録先は、印章の役割が決めている。
| 印章 | サイズの目安 | 書体の定番 | 素材の定番 | 主な用途 | 登録・届出 |
|---|---|---|---|---|---|
| 法人実印(代表者印) | 直径18mm(天丸) | 篆書体・印相体 | 柘・黒水牛・チタン | 登記申請、重要契約、不動産 | 法務局に印鑑届出 |
| 法人銀行印 | 直径18mm(寸胴) | 篆書体・印相体 | 柘・黒水牛・チタン | 口座開設、小切手、手形 | 金融機関に届出 |
| 角印(社印) | 21mm角/24mm角 | 篆書体・古印体 | 柘・黒水牛 | 請求書、見積書、領収書 | 登録不要 |
| ゴム印(住所印) | 幅60mm前後×高さ20〜30mm | ゴシック体・楷書体 | ゴム+アクリル/木台 | 封筒、送り状、申込書の社名住所欄 | 登録不要 |
| 日付印(データ印) | 直径12〜18mm丸 | ゴシック体 | 浸透印(樹脂) | 受領印、検印、受付印 | 登録不要 |
| 認印(ネーム印) | 直径9〜10.5mm丸 | 楷書体・古印体 | 浸透印(樹脂) | 社内回覧、宅配受取、確認印 | 登録不要 |
| 訂正印 | 6mm(小判型/丸型) | 楷書体 | 浸透印/柘 | 帳簿・伝票の書き損じ訂正 | 登録不要 |
迷ったらこう考える — 「その書類が裁判で証拠になりうるか」で線を引くのが実務的だ。なりうるなら実印か角印(朱肉を使う印章)、ならないなら浸透印で十分、という切り分けである。
代表者印が「天丸(てんまる)」、銀行印が「寸胴(ずんどう)」と形状で呼び分けられているのは、朱肉のついた印面を見なくても手触りで区別できるようにするためだ。同じ18mmでも軸の形が違うので、暗い金庫の中でも取り違えにくい。地味だが、実際に運用してみると効いてくる工夫である。
場面1:法人を新しく作った — 最初にそろえる3本
会社設立で必要になるのは実印・銀行印・角印の3本だ。この3本は用途がはっきり分かれており、兼用は勧められない。
なぜ1本で兼用してはいけないのか
技術的には、実印1本で銀行口座も請求書も回せる。だが実務上は次の理由で分けるのが定石だ。
- 紛失・盗難時の被害範囲:兼用していると、1本失くした瞬間に登記も口座も契約も止まる
- 権限の委譲:角印は経理担当に預けられるが、実印を預けるのは筋が悪い。分けておけば「角印は経理、実印は代表者の金庫」と管理を階層化できる
- 押印頻度:請求書は月に何十枚も押す。実印を毎日持ち出していれば、摩耗も紛失リスクも上がる
法人実印のサイズには規則がある
意外と知られていないが、法務局に届け出る印鑑には商業登記規則第9条でサイズの制約がある。辺の長さが1cmの正方形に収まるものは不可、3cmの正方形に収まらないものも不可。つまり一辺1cm超〜3cm以内に収まる必要がある。市販の法人実印が18mm前後に集中しているのはこのためだ。
なお2021年(令和3年)2月15日施行の改正商業登記規則により、登記申請をオンラインで行う場合、印鑑の提出は任意になった。ただし書面申請の場合や、代理人申請で委任状を紙で提出する場合は従来どおり印鑑届出が必要になる。また印鑑証明書を取得したいなら結局は届出が要る。融資や不動産契約で法人の印鑑証明書を求められる場面は依然として多いため、実務上は届け出ておく前提で準備するのが無難だ。
3本セットで一度にそろえる
法人印鑑3本セット 柘(代表者印 天丸18mm/銀行印 寸胴18mm/角印21mm・アクリルゴム印付・ケース付)
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素材は柘(つげ)、代表者印18mm天丸・銀行印18mm寸胴・角印21mmの標準構成に、アクリルゴム印(住所印)と3本収納ケースが付く。楽天レビューは2,460件・平均4.72で、法人印鑑のカテゴリでは突出して評価母数が多い(2026年8月時点、税込6,990円)。
- メリット:設立時に必要な印章が一度に届く。3本の書体と印影サイズが統一されるので、書類の見た目に統一感が出る。ケースが付属するため保管ルールを決めやすく、ゴム印まで含まれるので発注を1回で済ませられる。
- 気になる点:素材が柘のため、黒水牛やチタンに比べると乾燥や湿気による寸法変化を受けやすい。空調の効いたオフィス保管なら実用上ほぼ問題ないが、印面を押し当てる力が強い人だと数年で摩耗が見えることがある。長く使う前提なら黒水牛以上の素材を選ぶ判断もある。
同シリーズには黒水牛版(税込5,290円・1,286件・4.58)もあり、耐久性を優先するならそちらも候補になる。
角印だけ追加する・作り直す場合
セットではなく角印単体が欲しい場面もある。社名変更、印影が摩耗した、支店にもう1本置きたい、といったケースだ。
法人角印 柘(15.0mm/18.0mm/21.0mm/24.0mmから選択)
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15mm・18mm・21mm・24mmの4サイズから選べる角印の単品。楽天レビュー1,022件・平均4.64、税込1,980円から(2026年8月時点)。
- メリット:単品なので必要な1本だけを追加できる。サイズが選べるため、既存の角印と同寸で作り直して書類フォーマットの見た目を変えずに済ませられる。角印は登録印ではないので、実印のようなサイズ規則の縛りもない。
- 気になる点:角印のサイズ選びで失敗しやすいのが「大きすぎる」パターン。24mm角は請求書の社名欄からはみ出しやすく、A4の請求書テンプレートでは21mm角のほうが収まりがいい。既存の書式に合わせるなら発注前に実寸を紙に描いて当ててみるとよい。
角印の押し方:社名の最後の1〜2文字に重ねて押すのが慣行だ。社名の右横に離して押すのは間違いではないが、重ねることで「社名の上から会社が押した」ことが視覚的に分かり、社名部分の改ざんもしにくくなる。
場面2:請求書・領収書の枚数が増えてきた — 角印とゴム印の分担
月次の請求書が数枚のうちは手書きでもいいが、枚数が増えると社名・住所・電話番号を毎回書くのが無駄になる。ここで登場するのがゴム印(住所印)だ。
角印とゴム印は役割がまったく違う点を押さえておきたい。
- 角印 = 「この会社が発行した」という証明。朱肉で押す
- ゴム印 = 社名や住所の記載を省力化する道具。スタンプ台またはインク内蔵で押す
つまりゴム印は署名の代わりであって、押印の代わりではない。請求書に住所印だけ押して角印を省くと、証明の機能が抜け落ちる。この2つはセットで使うものだと考えたほうがいい。
ゴム印 会社 社判 住所印(スキナスタンプ・キャップレス・サイズ選択可)
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インク内蔵のキャップレス型住所印で、サイズをオーダー時に選べる。楽天レビュー4,824件・平均4.6と、今回調べた住所印のなかで最多の評価母数だった(2026年8月時点、税込1,580円)。
- メリット:スタンプ台が不要でキャップもないため、片手で連続して押せる。封筒や納品書を数十枚さばく作業では、朱肉やスタンプ台を出す手間がなくなるだけで体感速度がかなり変わる。デスクの上に転がしておいてもインクが乾かないのがキャップレス型の利点だ。
- 気になる点:一枚板なので、住所や電話番号が1文字でも変われば全体を作り直しになる。移転・市外局番変更・インボイス登録番号の追加といった変更が予想されるなら、次に紹介する分割型のほうが結果的に安上がりになる可能性が高い。またインク内蔵型は補充インクの品番が製品ごとに違うので、購入時にあわせて確認しておきたい。
場面3:支店・部署が増えた/住所が変わった — 分割型のゴム印に切り替える
冒頭で書いた失敗がこれだった。支店が増えるたびに一枚板の住所印を丸ごと作り直すのは、費用の面でも納期の面でも損をする。
分割型(セパレート印・親子印)は、社名・郵便番号・住所・電話番号・登録番号といった行ごとに独立したゴム印になっていて、必要な行だけを組み替えて押せる。
- 支店が増えた → 住所の行だけ追加発注、社名の行は共用
- 部署名を入れたい → 部署行を1枚足す
- インボイス登録番号を追加 → その行だけ足す
ゴム印 住所印 セパレートスタイル 4枚・5枚タイプ(親子印・横判)
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4枚組・5枚組から選べるセパレート型。楽天レビュー1,277件・平均4.53、税込1,990円から(2026年8月時点)。
- メリット:行単位で組み替えられるので、書類ごとに「社名+住所だけ」「社名+部署+電話番号」と押し分けられる。変更が発生したときも該当行の再作成で済むため、拠点や部署の増減が見込まれる会社ほど効果が大きい。
- 気になる点:押すたびに複数枚を並べる手間がかかる。専用ホルダーに差して使うタイプでも、一枚板のスタンプをポンと押すのに比べれば1アクション多い。逆に言えば、社名住所が今後まず変わらない小規模事業所なら、一枚板のほうが日々の作業は速い。ここは「変更頻度 vs 押印頻度」のトレードオフで判断する。
もう少し細かく行を管理したいなら、ゴム印 オーダー 住所印 親子印(フリーメイト2・1行から10行・インボイス登録番号対応)のように1行単位(税込980円から・レビュー795件・平均4.55)で買い足せるシリーズもある。まず必要な行だけ作り、拠点が増えたら足していく運用に向く。
場面4:受領日を毎回手書きしている — 日付印を入れる
請求書や納品書の受領、社内申請の受付、検査済みの検印。これらに「受領 2026.8.27 総務 山田」と手書きしていると、月末に地味に時間を食う。
日付印(データ印)は、回転するダイヤルで日付を合わせ、氏名や「受領」「検収済」といった文字と一緒に一発で押せる印章だ。
シャチハタ 日付印 データーネームEX 15mm(キャップレス・15.5mm丸・別注品)
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印面15.5mm丸のキャップレス型データ印。上下に氏名や文字を入れ、中央の日付を回転ダイヤルで切り替える別注品だ。楽天レビュー167件・平均4.38、税込3,550円(2026年8月時点)。
- メリット:日付・氏名・用途文字が一度の押印で入るので、伝票処理の速度が明確に上がる。浸透印なのでスタンプ台が不要、キャップレス型は片手で連続処理できる。書類の受領日を証跡として残す運用を始めるなら、手書きより読み間違いが起きにくいのも実利だ。
- 気になる点:朝いちばんに日付を合わせる習慣がつくまで、前日の日付で押してしまう事故が起きる。これは製品の欠点というより運用の問題だが、実際に何度かやった。始業時に日付を送るルールを決めておきたい。また別注品なので納期が数日かかり、印面の内容は後から変えられない(部署名を入れると異動で使えなくなる)。氏名のみか、部署名を入れないほうが長持ちする。
日付だけあればいい・予算を抑えたいなら、シャイニー 回転日付印 S-300 5号(欧文日付・セルフインキング)のような日付単独タイプが税込1,280円(レビュー49件・平均4.61)から手に入る。氏名が要らない受付処理ならこちらで足りる。
場面5:社内書類の認印と、帳簿の訂正印
ここまでが「対外的な書類」の話。社内の回覧・確認・訂正には、また別の道具を使う。
認印(ネーム印)
社内稟議の確認欄、宅配便の受取、回覧板。朱肉を出すほどでもない確認行為に使うのが認印だ。
シヤチハタ ネーム9 直径9.5mm(別注品・名前入りオーダー)
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印面9.5mm丸の定番ネーム印。楽天レビュー16,979件・平均4.81と、今回調べたなかで圧倒的な評価母数を持つ(2026年8月時点、税込1,680円)。
- メリット:浸透印なのでスタンプ台が不要、押すだけで一定の濃さの印影が出る。インク補充で長く使えるため、新入社員の入社時に配る備品としても回しやすい。印面9.5mmは社内書類の確認欄にちょうど収まるサイズだ。
- 気になる点:契約書や重要書類には使えない(理由は次章)。またフタありのネーム9はキャップを紛失しやすく、デスクで日常的に使うならキャップレス型のほうが実用的だという声もある。キャップレス9(税込1,200円・レビュー28,529件・平均4.73)が別ラインナップとして用意されている。
訂正印
帳簿や伝票の書き損じを直すとき、二重線の上に押すのが訂正印だ。認印を流用してもよいが、9.5mmだと訂正箇所からはみ出すことが多いため、6mmの小型が一般に使われる。
ネーム6 キャプレ 訂正印(キャップレス・6mm・印面付き)
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印面6mmのキャップレス訂正印。楽天レビュー739件・平均4.44、税込1,320円(2026年8月時点)。
- メリット:6mmなので伝票の狭い訂正欄にも収まる。キャップレスで浸透印なので、伝票を直しながら片手で押せる。経理や受付など訂正の頻度が高い部署では、認印と訂正印を分けておくと作業が止まらない。
- 気になる点:小さいぶん、印影がかすれたときに誰の印か判読しづらい。印面が6mmだと名字の画数が多い人ほど潰れやすいので、押すときの力加減に少し慣れが要る。また契約書の訂正には使えない(訂正には契約時と同じ印章=実印や角印を使う)。あくまで社内帳票用と割り切る道具だ。
なお、朱肉を使う訂正印が必要なら柘・黒水牛の小判型訂正印(6mm×60mm)(税込1,650円・レビュー99件・平均4.77)のような木製・角製のタイプもある。
押印まわりで法務上つまずきやすい3点
ここは知らずに運用すると後から困る部分なので、まとめて整理しておく。
1. シャチハタ(浸透印)が契約書に使えない理由
「シャチハタ不可」と書かれている理由は、慣習ではなく物理的な特性にある。
- 印面がゴム製で変形する:押す力によって印影の太さが変わり、同一性の証明がしにくい
- インクが顔料・染料系で経年劣化しやすい:朱肉に比べて退色や滲みが起きやすく、長期保存する契約書に向かない
- 既製品は同一印影が大量に存在する:三文判タイプの場合、同じ名字の印影が全国に無数にある
実際、印鑑登録(自治体の実印登録・法務局の法人印鑑届出)でも浸透印は受理されない。契約書・登記書類・公的手続きには朱肉を使う印章を、社内書類・宅配受取・回覧には浸透印をという切り分けが安全だ。
2. 法人の印鑑届出はオンライン申請なら任意になった
前述のとおり、2021年2月15日施行の改正商業登記規則により、登記申請をオンラインで行う場合の印鑑提出は義務ではなくなった。ただし次の点に注意したい。
- 書面申請の場合、代理人が委任状を紙で提出する場合は、従来どおり書面での印鑑提出が必要
- 法人の印鑑証明書を取得するには、印鑑を届け出ていることが前提
- 融資審査・不動産取引・一部の許認可申請では法人の印鑑証明書を求められることが多い
「任意化されたから実印は要らない」と早合点すると、いざ印鑑証明書が必要になった段階で届出からやり直しになる。当面は届け出ておく前提で準備するのが現実的だと考えている。
3. 契約書に押印がなくても契約は成立する
2020年6月19日、内閣府・法務省・経済産業省が連名で「押印についてのQ&A」を公表した。ここでは、特段の定めがある場合を除き、契約に当たって押印をしなくても契約の効力に影響は生じないという整理が示されている。
押印していない場合に文書の成立の真正をどう証明するかについては、同Q&Aが代替手段を挙げている。
- 継続的な取引関係がある場合:取引先とのメール送受信記録
- 新規取引の場合:契約締結前段階での本人確認情報(氏名・住所と、その根拠資料としての運転免許証等)およびその入手過程の記録・保存
- メールやSNS上のやり取りにおける、文書や契約の成立過程の保存
電子契約サービスの普及もあり、押印の機会そのものは確実に減っている。とはいえ、取引先が紙の契約書を求める場面は残るし、登記・許認可・金融機関の手続きでは物理的な印章が現役だ。印章を廃止するのではなく、「押す書類を減らしつつ、残る書類には正しい印章を使う」方向で整備するのが実務的だと思う。
紙の契約書を扱う機会が残るなら、契約書の製本テープ6選|袋とじと契印の手順で契印・割印の手順もあわせて確認しておくと運用が固まる。
本記事は一般的な情報の整理であり、個別の法的助言ではありません。自社の押印規程や、特定の契約・登記手続きにおける取扱いについては、最終的に自社の規程および司法書士・弁護士等の専門家にご確認ください。
価格・スペック比較表
今回取り上げた7点を、決め手になるスペックで並べる。価格・レビュー数は2026年8月時点のもので、変動する場合がある。
| 製品 | 印面サイズ | 素材・方式 | 用途 | 参考価格(税込) | 楽天レビュー |
|---|---|---|---|---|---|
| 法人印鑑3本セット 柘 | 18mm天丸/18mm寸胴/21mm角 | 柘(朱肉) | 設立時の実印・銀行印・角印を一括 | 6,990円 | 2,460件/4.72 |
| 法人角印 柘 | 15/18/21/24mm角から選択 | 柘(朱肉) | 角印の追加・作り直し | 1,980円〜 | 1,022件/4.64 |
| スキナスタンプ 住所印 | 幅60mm前後(サイズ選択可) | ゴム+インク内蔵 | 社名住所の記載省力化(一枚板) | 1,580円 | 4,824件/4.60 |
| セパレートスタイル 4枚・5枚 | 行ごとに分割 | ゴム(スタンプ台) | 拠点・部署の増減に対応 | 1,990円〜 | 1,277件/4.53 |
| データーネームEX 15mm | 15.5mm丸 | 浸透印・キャップレス | 受領印・検印・受付印 | 3,550円 | 167件/4.38 |
| シヤチハタ ネーム9 | 9.5mm丸 | 浸透印 | 社内回覧・宅配受取の認印 | 1,680円 | 16,979件/4.81 |
| ネーム6 キャプレ 訂正印 | 6mm | 浸透印・キャップレス | 帳簿・伝票の訂正 | 1,320円 | 739件/4.44 |
迷ったらコレ — 設立直後で何も持っていないなら3本セット、すでに実印まわりがそろっていて日常業務を効率化したいなら住所印と認印の2点から入るのが、費用対効果がいちばん高い。
発注前チェックリスト
印章の発注は「作り直しが効かない」のが厄介なところだ。発注ボタンを押す前に、次を確認しておきたい。
- 社名の表記:株式会社が前か後ろか(前株/後株)、旧字体・異体字の有無。登記簿謄本の表記と一字一句そろえる
- 実印のサイズ:一辺1cm超〜3cm以内に収まるか(商業登記規則第9条)
- 角印のサイズ:既存の請求書テンプレートに収まるか。21mm角が無難
- 書体:実印・銀行印は篆書体か印相体(可読性が低いほど偽造されにくい)、角印は篆書体か古印体、ゴム印は読みやすいゴシック体か楷書体
- 住所印の変更予定:移転・支店増設・インボイス登録番号の追加が1〜2年内にありそうなら分割型を選ぶ
- 日付印の印面内容:部署名を入れると異動で使えなくなる。氏名のみが長持ちする
- 納期:別注品は数日〜1週間かかることがある。設立登記の日程から逆算する
- 保管ルール:実印は代表者または管理責任者が施錠管理、角印は経理が日常管理、といった階層を決めておく
実印を金庫で管理するなら、業務用 耐火金庫の選び方|オフィス向けおすすめ5選も参考にしてほしい。
よくある質問
Q1. 会社の印鑑は最低何本必要ですか?
法令上の必須本数は決まっていません。実務的には、法人実印(代表者印)・銀行印・角印の3本が土台になります。ただし登記申請をオンラインで行い、印鑑証明書も当面不要という運用なら、制度上は実印を届け出ないという選択肢もあります。とはいえ融資や不動産取引で印鑑証明書を求められる場面は多いため、3本そろえておくのが現実的です。日常業務ではこれに住所印(ゴム印)と認印が加わります。
Q2. 実印と銀行印を1本で兼用してもいいですか?
法律上は禁止されていませんが、勧められません。1本を紛失・盗難した場合に、登記手続きと口座取引の両方が同時に止まるためです。また実印は代表者が厳重に管理し、銀行印は経理責任者が扱うといった権限の分離ができなくなります。天丸(実印)と寸胴(銀行印)で軸の形が分けられているのは、この使い分けを前提とした慣行です。
Q3. シャチハタを契約書に使ってはいけないのはなぜですか?
印面がゴム製で押す力により変形するため印影が一定せず、インクも朱肉に比べて経年劣化しやすいからです。また既製品は同じ名字の印影が大量に流通しており、押印者の特定という機能を果たしにくいという事情もあります。実際、自治体の印鑑登録や法務局への法人印鑑届出でも浸透印は受理されません。社内書類・宅配便の受取・回覧の確認印には問題なく使えます。
Q4. 電子契約が増えているのに、会社の印鑑はまだ必要ですか?
必要です。2020年6月の「押印についてのQ&A」(内閣府・法務省・経済産業省)で、契約に押印がなくても契約の効力に影響は生じないと整理され、押印の機会は減っています。ただし登記申請、金融機関の手続き、一部の許認可申請、そして紙の契約書を求める取引先が残っているため、物理的な印章が不要になったわけではありません。「押す書類を減らしつつ、残る書類には正しい印章を使う」方向で整備するのが実務的です。
Q5. 住所印は一枚板と分割型のどちらを選ぶべきですか?
変更頻度で判断してください。社名住所が今後まず変わらない単一拠点の事業所なら、一枚板のほうが1アクションで押せて日々の作業が速くなります。一方、支店の増設・移転・部署名の変更・インボイス登録番号の追加が見込まれる場合は、行ごとに組み替えられる分割型(セパレート印・親子印)を選ぶと、変更時に該当行の再作成だけで済みます。一枚板は1文字の変更でも全体の作り直しになる点が最大のリスクです。
Q6. 角印は請求書のどこに押すのが正しいですか?
社名の最後の1〜2文字に少し重ねて押すのが一般的な慣行です。重ねることで「社名の上から会社が押した」ことが視覚的に分かり、社名部分だけを差し替える改ざんもしにくくなります。法令で位置が定められているわけではないため、社名の右横に押しても無効にはなりませんが、社内で押し方を統一しておくと書類の見た目が安定します。
まとめ
会社の印鑑・スタンプは、押す書類の重さで使い分けるのが原則だ。
- 登記・重要契約・不動産 → 法人実印(18mm天丸/朱肉/法務局に届出)
- 口座・小切手・手形 → 法人銀行印(18mm寸胴/朱肉/金融機関に届出)
- 請求書・見積書・領収書 → 角印(21mm角/朱肉/登録不要)
- 社名住所の記載 → ゴム印。変更が見込まれるなら分割型
- 受領・検印 → 日付印(浸透印)
- 社内回覧・宅配受取 → 認印(9.5mm浸透印)
- 帳簿の訂正 → 訂正印(6mm浸透印)
新しく法人を作ったなら3本セットから、すでに実印まわりがあるなら住所印と認印の追加から。支店や部署が増える見込みがあるなら、住所印だけは最初から分割型にしておくと後で効いてくる。まずは自社の押印運用を一度書き出して、どの書類にどの印章を使っているかを確認するところから始めてほしい。
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※本記事は2026年8月時点の情報にもとづきます。価格・在庫・仕様は変動する場合があるため、購入前に商品ページをご確認ください。押印規程や個別の契約・登記手続きにおける法的な取扱いについては、自社の規程および司法書士・弁護士等の専門家にご確認ください。

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